エコラップ(みつろうラップ)をご存じですか?
みつろうやホホバオイルなど天然の材料を布に染み込ませ、撥水性を持たせた布ラップのこと。
水で洗って何度も繰り返し使え、とってもエコなうえ、適度な保湿性と通気性、抗菌性もあるというスグレモノ。
包んだ食品を新鮮な状態で保存することができます。
密閉性はないのでラップの代わりとまではいかないけれど、野菜とか果物を包むとかわいいです♡
数年前からSNSで話題になっていて気になっていたこのエコラップ、ひょんなことからみつろうをいただいたので、自作してみました!
みつろうラップの作り方
用意するものはこちら。
- みつろう
- ホホバオイル
- プリンカップなどの耐熱容器
- 使い捨てのスプーン
- アイロン
- 新聞紙
- パーチメントペーパー(キッチンペーパー)2枚
- かわいい布
- カセットコンロ
- 深さのある鍋やフライパン
※ホホバオイルの量はみつろうに対して0~20%。みつろう100%で作るとシワや折り目が出やすいですが、撥水性は高いものが出来上がります。20%ほど混ぜると、そこそこ柔らかい出来になります。
※本来はダマールやロジンといった樹脂(gum:ガム)も混ぜて作りますが、日本では少し入手が困難です。そのため、このレシピでつくったラップは吸着力は弱いです。
準備ができたら、さっそく作ってみましょう!
- プリンカップにみつろうとホホバオイルを入れて湯せんにかけ、溶かします。
- パーチメントペーパーの片面に、布より少し小さめのサイズの大きさになるように1を薄くのばします。
- 転写する要領で布にみつろうシートをかぶせ、アイロン(中温)をかけます。▼アイロンを当てるとみつろうが溶けて布に染みていきます
- 冷めたらゆっくりシートをはがします。
- うまくみつろうが塗れていない部分があれば、直接1を垂らしてパーチメントペーパーを重ねてアイロンをかけます。全体にみつろうが塗れたらできあがり。端っこはピンキングばさみなどでカットしてもよいし、ラウンドにカットしてもカワイイです。
みつろうラップの注意事項とお手入れ
みつろうは融点が65℃で熱に弱いです。
電子レンジやオーブン、乾燥機など、高温になるものには使えません。また、お湯洗いもできません。使った後は水で優しく洗い、自然乾燥させてください。
お湯で洗えないため、お肉や魚など臭いの強いもの・脂っぽいものにはオススメしません。
酸にも弱いので、レモンなど柑橘類には使わないでください。
使っているうちに、折り目がついたりよれてきますが、パーチメントペーパーで挟んでアイロンをかけ直せば元にもどります。
みつろうラップを使ってみた
お菓子を包んで持ち運び、開いてそのままお皿に。
そして使ったフォークを包んでもって帰る・・・なーんて使い方もできます。
大きめの布で作り、中央2箇所にボタンをつけて麻ひもを巻き付ければ、大きな葉ものも包め、封もできます。サンドイッチなどを入れてもいいですね♪
カワイイみつろうラップのショップ
作るのは面倒だから買いたい!という方は、こちらのページをチェックしてくださいね。
どのブランドも、とってもカワイイ生地ばかりで、迷ってしまいます(^^;)
Bee Eco Wrap(日本でも取扱があります)
HoneyBee Wrap(オーストラリアのサイト。日本への郵送も対応しているようです)
KoKeBee(オーストラリアのサイト。日本人が運営していて、日本への郵送も対応しているようです)
みつろうでエコラップを作ろう!