ラベンダースティックを作ろう!

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ラベンダーの季節がやってきました!

ラベンダーは切り花にして飾っても、ドライフラワーにしても、すぐにポロポロと落ちてしまうのが難点。
おしゃれなインテリアにもなるラベンダースティックにすると、香りを長く楽しめます。
コツさえつかめばお子さまでも作れますので、お気に入りのリボンでぜひ作ってみてくださいね!

作っているときにポロポロと落ちてしまった花は、ラベンダーチンキにしておけば1年ほどもち、化粧水入浴剤として使えますよ^^ 日焼け後のほてった肌にオススメです。

ラベンダースティックの作り方

用意するもの

  • ラベンダーの枝(20~30cmくらいの長さ) 9本
    ※奇数であれば7本でも11本でもOKです。本数によって出来上がりの太さが変わります。
  • リボン(6mm幅が作りやすいです) 1m~1.5m
  • 糸 適量
  • はさみ

作り方

  1. ラベンダーの枝を奇数本用意します。(偶数では作れませんので注意してください)※花が開ききったものだとポロポロ落ちたり香りが弱いので、花が開きかけたものを用意してください。
  2. ラベンダーの枝についている葉っぱや余計な花を取り除きます。※取り除いた葉っぱはボリューム出し(作業4)に、花はラベンダーチンキに使えます。
  3. 花の位置をあわせ、下糸をぐるぐる巻いて固定します。
  4. 花の周りをぐるぐると巻き、花を固定します。※このとき、中に作業2で取り除いた葉っぱを入れ込むと、ボリュームが出ます。(上の写真には入れていません)
  5. 花が下になるように持ち替え、1本ずつ茎を手前に優しく折り、折った部分の茎が花を一周するようにします。他の部分が折れないように注意してください。(傘の骨のようなイメージ)
    ※摘み立てのラベンダーだと折れやすいので、少し時間が経ってしなっとしたもののほうが作業しやすいです。
  6. 好みの長さで茎を切りそろえたら、折り返した根元の部分にリボンの端を挟み、茎の上、下、上と交互にリボンを通します。1周目が上の場合は2周目は下になるはずです。同じになってしまったら、どこかで抜かしてしまった茎があるはずなので、そこまで戻って編み直しします。3周目位までは上下を間違いやすいので、焦らずゆっくりと!リボンの端っこは、編み込んでいくうちに見えなくなります。
    ※乾燥すると縮むので、ややきつめに編み込んでください。あまりきつくするとふくらみがなくなるので、加減しながら進めましょう。段の間は詰めて。花が飛び出しても気にしなくて大丈夫です。(そのうち自然に取れます)
  7. 花の終わりまで編めたら、好みの場所でリボン結びにしたり、茎の部分でバレエシューズのように編み上げたら、出来上がり。茎の部分のリボンを変えたり、別のリボンで蝶々結びをしたり、お好きなようにアレンジしてください。 ※切り落とした茎や余った葉は、ざくざく切ってコップなどに入れてお手洗いなどにおくだけで、芳香剤がわりになります。残ったお花が大量にあれば、サシェにしたりチンキにするのがオススメです!
  8. 風通しのよい場所に吊り下げて乾燥させます。車内に吊り下げておくと早く乾燥できます。
    ※吊り下げずにおいておくと、曲がってしまいます。
    ※乾燥させずにクローゼットなどに入れてしまうと、花や茎に含まれている水分でカビが出ることがあるので必ず乾燥させてください

最初は少し青臭いキツめの香りがしますが、徐々に優しい香りに変わります。
香りが弱くなってきたら、手でかるくもんであげると、また香るようになります^^

ラベンダーチンキの作り方

以前紹介した、クローブチンキと作り方は同じです。空き瓶にラベンダーの花を入れ、ひたひたになるまでウォッカを注ぐだけ。(詳細はこちらのリーフレットをご覧ください)

▲ 写真はラベンダーではなくクローブです

その後は、2週間ほど、1日1回、瓶を優しく揺らして混ぜます。保管は日の当たらない室内で。

ラベンダーの成分が溶け出て、透明だったウォッカが茶色くなったらできあがり!
※冷暗所で1年くらい持ちます。

ちなみにチンキとは、アルコールで植物のエキスを抽出したもの。
アルコール度数の高いウォッカに漬け込むことで、水溶性成分に加えて、油溶性の有効成分までが抽出でき、アルコールなので長期保存が可能、というスグレモノです。
無水エタノールでも作れるのですが、アルコール度数が高すぎて蒸発しやすいこと、肌に刺激が強いことから、個人的にはウォッカがオススメです。

化粧水/ルームスプレーの作り方

スプレーボトルにラベンダーチンキチンキの10倍量の水を入れて振り混ぜたら、ラベンダーの香りが華やかな化粧水/ルームスプレーのできあがり。

日焼け後のほてった肌を沈静してくれるので、わたしも夏は特に愛用しています♪スプレーボトルに入れて冷蔵庫に入れておくと、冷たくて気持ちいいです。

化粧水として保湿性が欲しい場合は、薬局などで売っているグリセリンや、はちみつなどを少量入れてもよいでしょう。その場合はスプレーボトルでシュッシュするのではなく、手のひらに垂らしてから肌につけてください。

めんどくさーい。という方には。
顔を洗った後、洗面器に数滴チンキを垂らし、顔をパシャパシャと仕上げ洗いするだけでOK!

※肌の弱い方や赤ちゃんに使う時は15~20倍の水で薄めてください。
※冷蔵庫で保管し、1週間以内に使い切りましょう。
※わたしは注射のときの消毒で肌が真っ赤になるくらいアルコールに弱いのですが、このスプレーは大丈夫でした。心配な方は、パッチテストをしてからお使いください。

入浴剤としても使えます

ラベンダーチンキを小さじ1ほど、お風呂に入れればラベンダー風呂になりますよ♪

カフェsouでは、毎年この時期にラベンダースティック作りのワークショップを開催しています。ひとりで黙々と作るより、みんなでわいわいおしゃべりしながら作りたいという方、ぜひご参加ください。