今が旬!いちじくのコンフィチュール

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果物コーナーに、梨や柿、いちじくなどが並ぶようになりました。いよいよ食欲の秋ですね。

その中でも、いちじくは水溶性の食物繊維「ペクチン」が豊富に含まれているので、便秘気味の方にオススメ。買うときには、ぽってりと丸みがあって、先のほうまで赤っぽく、おしりに裂け目ができ始めているものを選んでくださいね。

また、たんぱく質を分解する酵素「フィシン」も含まれているので、肉などタンパク質をたっぷり食べた後にデザートで生のいちじくを食べると、消化を助けてくれ、胃もたれしにくくなるといわれています。

食べきれなかったいちじくは皮をむいて四等分にカットし、ラップでぴっちり包んで冷凍保存したり、コンフィチュールにすれば、長く楽しめます。

今回は白と赤、2種類のコンフィチュールの作り方をご紹介します。

いちじくは冷蔵庫でも3~4日しか日持ちがしないので、ちょっと熟れすぎたいちじくがお買い得コーナーにあることもしばしば。もし見つけたら、ぜひコンフィチュールにしてみてください!

はちみつ風味のいちじくコンフィチュール(白)の作り方

皮が固そうないちじく、皮の赤味の少ない緑っぽいいちじくは、皮をむいて作るこちらの方法がオススメです。いちじくの果実の味がしっかり残ったコンフィチュールです。(写真手前)

材料

  • いちじく 12個(正味900g)
  • 白ワイン 30cc(いちじくの約3%)
  • はちみつ 80g(いちじくの約9%)
  • レモン汁 30cc(いちじくの約3%)

作り方

    1. いちじくは皮をむき、深さのある鍋に入れて白ワイン、はちみつを加えて中火にかけます。
    2. いちじくから水分が出てきて、アクが浮いてくるので丁寧にすくいます。
    3. いちじくがくったり煮崩れてきたら、一度火を止め、マッシャーなどでお好みの大きさに実を崩し、粗熱をとります。
    4. 再度火を入れて、水分を飛ばし、トロリとしてきたらレモン汁を加えます。甘くないいちじくを使った場合は、甘みが足りない場合がありますので、このとき、味見をして甘さを調節してください。
    5. 再度火を入れ、沸騰したら火を止めます。
    6. 煮沸した瓶に詰めたらできあがり。
      ※瓶に1cmくらいの水を入れて電子レンジで3分熱し、湯をすてて自然乾燥させたものでもOKです。(熱いので火傷に注意してください)

※糖分が少ないレシピですので、長期間保存できません。冷蔵庫に入れて2週間ほどで食べきってください。

皮ごと使ったいちじくコンフィチュール(赤)の作り方

いちじくの皮には、抗酸化作用のあるアントシアニン(ポリフェノールの一種)が含まれているので、積極的に摂りたいところですが、生ではちょっとアクが強くて食べにくいですよね。そんなときには皮ごと煮込んでしまいましょう。真っ赤に熟したいちじくを皮ごと煮込むと、赤いコンフィチュールができあがります。(写真奥)

材料

  • いちじく 12個(正味1kg)
  • グラニュー糖 100g(いちじくの10%)
  • 赤ワイン 100cc(いちじくの10%)
  • レモン汁 50cc(いちじくの5%)

作り方

    1. いちじくは緑色の部分だけ皮をむき、ざっくり刻みます。
    2. 深さのある鍋に刻んだいちじくとグラニュー糖を交互に入れ、水分がでてくるまでおいておきます。
    3. 水分が出てきたら、赤ワインを加えて強火にかけます。
      ※お好みでシナモンやクローブなどのスパイスを入れても美味しいです。
    4. 沸騰したら、アクがでてくるので丁寧にすくいます。時々、底から大きくすくうように全体をかき混ぜると、またアクが出てくるのでそれを繰り返します。(弱火でコトコト長時間煮込むといちじくの風味や色が飛んでしまうので、強火で短時間を意識してください)
    5. アクが出なくなったら中火に落とし、水分が飛んでトロリとしてくるまで煮ます。
      ※このとき、少し黒っぽい色になるかもしれませんが、この後レモンを入れると鮮やかになるので気にしなくて大丈夫です。
    6. 火を止め、レモン汁を加えます。甘くないいちじくを使った場合は、甘みが足りない場合がありますので、このとき、味見をして甘さを調節してください。
    7. 再度火を入れ、沸騰したら火を止めます。
    8. 煮沸した瓶に詰めたらできあがり。
      ※瓶に1cmくらいの水を入れて電子レンジで3分熱し、湯をすてて自然乾燥させたものでもOKです。(熱いので火傷に注意してください)

※糖分が少ないレシピですので、長期間保存できません。冷蔵庫に入れて2週間ほどで食べきってください。